テーマ
犬、猫の基本的な解剖学と病理学を意識したコミュニケーターを目指す。
ペットの気持ちを知りたい、と相談に来る飼い主さんの中には病気起因による相談が多くあります。「痛いところはないか?」「治療は辛くないか?」「何かできることはないか?」など、飼い主が抱える心配な気持ちを解決することで、飼い主の心配な思いを感じ取っているペットたちが楽になることにつながります。
病気や体調そものが相談に含まれたアニマルコミュニケーションを行うには動物の解剖学や病理学、病気の種類といった情報と知識が必要になります。しかし、それらは相談内容の理解であり、診断に用いるものでは決してありません。知識と情報は多く持ち、理解しておくことに越したことはなく、飼い主さんからの信頼度向上にも繋がります。また、本講座ではヒーリングを学ぶ際に骨格や臓器といった体の仕組みを参照しながら施術を行っていくので、基本的な解剖学や病理学に対する理解を習得をプログラムに入れています。
■開催日時と受講者
2021/1/27(22:00-24:00) 参加者:奈田さん、渡邉智さん
2021/1/29(10:00-13:00) 参加者:池谷さん
2021/2/10(22:00-24:40) 参加者:奈田さん、渡邉智さん
■確認事項
・LBH講座受講者専用ページのログイン確認と、各ページに設置しているコンテンツ説明。
・犬/猫の解剖学や病気に関する書籍で、各自お持ちの書籍を確認。
・プロフェッショナルコース、認定試験を検討されている方は、課題提出が必要です。モデル資料と専用の用紙を用意しますので、出来次第お知らせします。
■学習ポイント
☑︎アニマルコミュニケーターとして相談を受ける時に病気を伴う心身の悩みが多いことから、動物の体の仕組みや病気の知識も持っていたら心強くなれる。
☑︎獣医師ではないので、診断は絶対に行わないことを強く意識し、守る。
☑︎種族特有の疾患の情報を抑えつつ、決めつけや枠に囚われない読み解きを行う。
■書籍紹介
犬、猫の体の仕組みと病気について学べる書籍です。「イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科」は新書として入手可能な販売元情報を掲載しています。この書籍はアプリ版があります。
「イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科」
販売元:公益財団法人 動物臨床医学研究所
「イラストでみる犬の病気 (KS農学専門書)」
「イラストでみる猫の病気 (KS農学専門書)」
「決定版 犬・猫に効くツボ・マッサージ 指圧と漢方でみるみる元気になる」
■実際のセッションで健康に絡んだ相談にあった病気事例
🐕犬
・小肝症
・門脈シャント
・血便
・胆泥症
・腎臓病
・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
・副腎皮質機能低下症(アジソン病)
・甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
・甲状腺機能低下症(橋本病)
・前庭疾患
・てんかん
・マセラチア
・皮膚病
・膿皮症
・内耳炎
・外耳炎
・白内障
・緑内障
・ストルバイイト
・歯周病
・膝蓋骨脱臼(パテラ)
・ヘルニア
・免疫介在性溶血貧血(IMHA)
・腫瘍
🐈猫
・猫カリシウイルス感染症
・尿路結石
・腎臓病(慢性)
・悪性腫瘍
・腫瘍性貧血
🐹奈田家のdulceちゃん(スキニー ギニア ピッグ)も上記リストにある疾患と闘病中です。
■事例:バンビちゃん(3才、和猫雑種)
猫の歯周病について、バンビちゃんの事例をシェアします。
今回の歯と歯茎のトラブルでは、食事(カリカリ、ウェット共に)が取れないほど痛みが出ていたのと、以前から口臭が酷く歯茎の腫れも確認できていたので、いずれは全身麻酔下での歯石除去を考えていましたが、上下奥歯は酷く痛んでいたことと、健康な歯でも今後あっという間に歯周病にかかってしまうことが予測できたので、完全に健康が維持できる歯を除いた15本(猫は33本)を抜歯しました。
写真は左から(スマホは上から)
左側/上|症状が最も強くでていた時
中央/中|抜歯前日
右側/下|抜歯後の当日
表情だけではわかりにくいのが伝わりますでしょうか。
普段接していることで気づくわずかな表情や行動、仕草とオーラを総合的に判断していくことで、今治療が必要だ!という判断ができるようになります。
犬猫の歯に関する参考サイト
■3D解剖図のアプリの活用
解剖図アプリは3Dで体、骨、筋肉、血管、神経、臓器を表現していて、1本、2本と指の操作で直感的に見たい部位を拡大/縮小/回転することができます。
この直感的な操作と、3D画像が私たちの脳を刺激して脳内に立体的な見え方や捉え方をしてくれています。アプリが3Dで出来ているのですが、このアプリを使うことで「立体把握能力」を養うことができるので、優れものなんです。
では、立体把握能力とは何かというと、言葉のとおり「物の形を立体的に正確に把握する能力の事」です。これはオーラを読み取る時に役立ちます。具体的には、見えない部位を3Dでイメージしていくと見えてくるようになるということです。
アプリはアドバンスクラス共通ページにあります。
■セルフワーク
アドバンスコースではセルフワークの実践を特におすすめします。オーラを読み解き、行動と反応を総合的に判断していくことや、相談事項に対する答えの導き方など、自分の知識の限界や「わからない」といった思考が限界を作ってしまうことがあります。そのような状態にならないようにするためには普段からの地味なトレーニングが効果的です。
おすすめワークは、「瞑想」「緑を見る」です。
■誘導瞑想
「ヘッドスペースの瞑想ガイド」から瞑想体験
190カ国で4,500万人のユーザーが利用する有名な瞑想アプリ『Headspace』をNetflixが瞑想の方法たテクニックを全8話で紹介している映像コンテンツです。
今回このコンテンツの中から瞑想体験を紹介しました。
日本語翻訳版が無いのが残念なのですが、映像を見ているだけでも論理的かつ脳を刺激する映像が展開していくので、面白いと感じるかと思います。
■誘導瞑想の音源
2/10(水)クラスで使用したバイノーラルビート432Hzの音源はこちらです。
バイノーラルビートは、1839年、ドイツの物理学者ハインリッヒ・ヴィルヘルム・ドーヴによって発見されました。左右の耳に別々の周波数(違う高さ)の音を聞かせると、違和感を解消しようとして、左右から聞こえる音の、差の周波数音を脳が作り出すそうです。この脳が作り出す、差の周波数音がバイノーラルビートです。脳にはニューロンと呼ばれる沢山の神経が広がっています。そして神経の中を小さな電気が走って情報を伝えます。この、脳の中を走っている電気を頭に貼り付けたセンサーで測って、見えるようにしてみたものを脳波、と呼んでいます。体の状態によって特徴的な脳波が出ていたので、それぞれに名前がついています。アニマルコミュニケーションで深いリーディングを行う時に最適な脳波はθ(シータ)波で、特に前世をリーディングする時にはかかせません。
δ(デルタ)波:熟睡中に出る ( 0.5〜3Hz )
θ(シータ)波:睡眠直前の深いリラックスの時に出る ( 4〜7Hz )
α(アルファ)波:落ち着いている時に出る ( 8〜13Hz )
β(ベータ)波:緊張やストレスがある時に出る ( 14〜30Hz )
瞑想が上手になり、深い瞑想に入れるようになると、まどろみ状態になって、θ(シータ)波が沢山発生します。バイノーラルビートを使い分けることで、これらの脳波を誘導することができます。
■講座風景
今回はお写真ありません。
■次回の連絡事項
2回目の講座からアプリを使ってオーラを描いていきます。スマホ、タブレットに「ibisペイントアプリ」のダウンロードをお願いします。アプリを使用しない場合は、色鉛筆をご用意ください。
必ずご用意いただきたいものは、①オーラの意味一覧「Animal Aura Reaging Analytics」②解析用紙(犬のシルエット)を2枚。
誘導瞑想や呼吸法は毎回行いますので、膝掛けやショール、ブランケットなどをご用意いただくことをおすすめします。
おまけ🐢
病気、アニマルコミュニケーションの相談も病気が絡んでいること、多くなりました。
病気かどうかわからない、病気が確定した、病気が治った、と、それぞれにステージがあります。ステージがあるということは、ものの見方がそれぞれに存在しているということであり、物事の捉え方や理解も異なってきます。
獣医師免許を持たないことで診断が出来ないというのは当然のことですが、人は親切心からこうなんではないか?と伝えてしまうことがあります。
体調不良が起きている状態で原因が特定できなかったり、症状が良くならないことで新たな原因探しを行っている時など、結果を出して助けてあげたいという思いが出てきやすくなります。そのような時が来ても来なくても私たちアニマルコミュニケーターは動物と飼い主さんの心に寄り添い、その時最適な言葉で伝えることができれば最高です。
さて、体の作りや病気の種類。
どうやって覚えて学んで行けば良いのでしょうか。
これは、事例を積み重ねていくことが近道だと考えています。
1番の近道は当事者になることですが、できれば避けたい。当事者であるクライアントさんは最も病気に詳しく、真剣に取り組んでいますので、その思いにどれだけ寄り添い、その時最適な方法で役に立つことができるのか、工夫もプラスしたコミュニケーターになれるよう知恵を重ねていけたらと思います。
mie🍀
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